190528 ワイパーアーム
アームとガラスの相対関係は、オリエンテーションと呼ばれる次の三要素で決定する。
・ステー傾斜角
→アームステーとガラスが相対する角度。ブレードゴムがガラスに直立するようになっていることが望ましい。
・アーム仰角
→アームとピボット軸とのなす角度。使用範囲での変化の少ないことが必要。
・クリップ作動角
→アームステー先端とブレード結合部のなす角度。ブレードが長手方向にガラス面に沿って動くために変化し、この角度が適切でないとブレードとアームステーが干渉し、ガラス面に追従しなくなる。払拭性能に大きな影響を与えるため、最適値の設定が必要。
アーム構造の中で最も重要なのはアームヘッド。
アームヘッドは一般的にはアルミダイカストで製造され、先端ステー、リテーナーへの接続部である軸受が一体で構成されており、これに作用する力を低減し、耐久性を向上させるためにヘッドの長さを長くとるのが効果的である。