T's memo

2019/10/20~ まったりと‥

190518 ワイパー概要

ワイパー→ウインドシールドガラスに付着した雑多なものを拭き取って視界を確保するために装着する。ブレード、アーム、リンク、モーターから成る。

 

拭きパターンを決定する際に考慮する要件には、北米のFMVSS104や国内の保安基準等の法規や規格がある。

ex.タンデムタイプ、1本のブレード式ワイパ、オーバラップ式、パンタ式、3連タンデム式 など

 

連動機構にはワイヤ方式とリンク方式があるが、ほとんどがリンク方式。リンク方式の利点として、効率が良い、構造が簡単、製作が容易でかつ比較的安価であることが挙げられる。

 

アーム及びブレードの種類には、圧力配分に有利なセンタヒンジ式と剛性に対して有利なトーナメント式が存在する。

 

ゴムの材質、硬度、形状、圧力の分布と先端の切断形状によって拭き性能と拭き抵抗が左右される。ゴムの材質は天然ゴム/クロロプレンゴム/これらを混ぜたものが使われる。一般に天然ゴムは拭き性能に優れているが耐候性が劣り、クロロプレンは寒冷時に拭き性能が低下する傾向がある。拭き抵抗は雨天の場合は無負荷に近いが、ガラスの乾きぎわや極端な小雨の場合、いわゆるセミドライ状態で最大値を示す。

 

近年軽量化やコストの面からプラスティックブレードが一部に用いられるようになってきた。