ドライブシャフトのブーツについて
→ブーツは等速ジョイント内に潤滑剤を保持するとともに、外部からの土砂、水などに対してのシール性をもつもので、数個の蛇腹を持った形状が一般的である。
材質としてはクロロプレンゴムがよく用いられるが、耐熱性、耐寒性の要求によりシリコンゴムを使用する例もある。
ゴムの他に、熱可塑性の樹脂によるブーツも実用化されている。樹脂は強度、耐寒性、耐候性に優れるが、素材の伸びが期待できないため、形状設計に工夫が必要である。
★ブーツに要求される性能
耐摩耗性、対屈曲疲労性、耐傷つき性、耐膨らみ性、耐つぶれ性、耐熱性、耐寒性、耐オゾン性、耐グリース性